コラム

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男性更年期障害(LOH症候群)とは

今回は「男性更年期障害(LOH症候群)」です。「加齢性腺機能低下症」と言い、NHKの「ためしてガッテン」という健康番組で取り上げられ、女性だけではなく男性更年期障害も一般に知られるようになりました。LOH症候群の症状としてうつ症状やEDなどの症状が知られています。

男性更年期障害のチェックは「AMSスコア」というチェックシートを用います。診断や検査は専門の病院を受診し採血で男性ホルモン(アンドロゲン)のテストステロン値などを測定し症状等と合わせて診断いたします。

治療や対策として生活習慣の改善やホルモン補充療法、漢方薬やED治療薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)の服用で治療を行います。また食事で行う対策として亜鉛の摂取で血中テステステロンが維持されることやビタミンBの摂取が有効であることが判明しています。ただ食事だけでは摂取量が維持できませんのでサプリメントなどで積極的に摂取する必要があります。

ホルモン補充療法は動脈硬化の急激な進展や前立腺がんの可能性があることや中止の基準などが定められていないため、ユナイテッドクリニックでは現在のホルモン補充療法を積極的に勧めてはいません。

男性更年期障害とは

男性は加齢により男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が低下していきます。これによる諸症状が「男性更年期障害(LOH症候群 late-onset hypogonadism)加齢性腺機能低下症」と言われています。

男性更年期障害は、一説には600万人近くの患者がいるといわれ、一般的にテストステロン値は10~30代がピークで、その後減少しますが男性更年期障害でも早い人では30代から低下していきますが大半は40~50歳代の間で低下します。アメリカの大規模試験では60歳代の20%、70歳代の30%、80歳代の50%が男性更年期障害であることが大規模試験でもわかっています。

女性のように急激なホルモン減少は起きず、男性の場合は年に1~2%の低下で緩徐にテストステロンが減少していきます。またその減少の程度には女性と違い個人差が大きく、70歳代でも30歳代のテストステロン値を維持している方もいます。

*男性ホルモンテステステロンの働き

胎児期 思春期/成人期
・男子胎児の内性器の発達 ・筋肉や骨格の発達・精子形成・性欲増進

 

テストステロンは精巣で作られる代表的な男性ホルモンのひとつです。2次性徴に必須の男性ホルモンでテストステロンには筋肉増大や骨格の幅や厚みを持たせたり、性欲や勃起力、精子の生成など性機能を維持する働きがあり、ヒトの男性化に重要な働きをしています。

男性更年期障害の定義

更年期障害は女性だけの症状ではありません。男性更年期障害は「加齢に伴う男性ホルモンの低下に起因する症状・所見からなる症候群」と定義されています。

近年では、テストステロンの値について日本人の基準値が検討され、それに基づいた診断を行うようになりましたが、(フリーテストステロン8.5 pg/ml未満が治療適応、8.5から11.8pg/mlはボーダーライン)、これもあくまでも目安であって、テストステロンの値自体と症状の重症度が相関しないため、症状の悪化の程度や治療後の改善の程度で判断していくものと思います。フリーテストステロン値は治療適応の判断基準といった感じです。

男性更年期障害(LOH症候群)のチェック

男性更年期のチェックにAMSスコアというものを用いてチェックし、テステステロン値とともに男性更年期障害症候群を診断します。

また自分のテステステロン濃度が気になった方は薬指の長さを見てみましょう。人差し指に比べて薬指が長い人はテストステロン値が高い傾向にあります。これは指の骨の中でも薬指にテストステロンの受容体が多く存在するためテストステロン値が高い人ほど薬指が長くなると考えられているからです。

男性更年期障害(LOH症候群)の症状

LOH症候群の症状として、ほてりや冷え以外に、精神的にはうつ症状や不眠、体力的には筋力の衰えや体のだるさ、性的には性欲がなくなる、朝立ちの回数が減少するなどの症状が強く現れることが知られています。またED(勃起不全)、早漏(PE)、遅漏などが見られます。

神経質でまじめ、責任感や競争心が強く、几帳面またはせっかちな人は男性更年期障害(LOH症候群)を発症しやすいと言われています。

*男性更年期障害(LOH症候群)の身体症状と精神症状

身体症状 精神症状
・筋力低下・筋肉痛・疲労感・ほてり・発汗・頭痛

・めまい

・耳鳴り

・男性機能低下

・ED(勃起不全)

・「朝立ち」の消失

・頻尿

・射精障害(早漏・遅漏)

など

・健康感の減少・不安・いらいら・抑うつ・不眠・集中力の低下

・記憶力の低下

・性欲の減退

など

皆さんいかがでしょうか??

男性更年期障害の治療・対策

男性更年期障害の対策

基本は生活習慣の改善から男性更年期障害の対策を行うことになります。食事は亜鉛やビタミンBの多い食事を摂取することでテストステロン値が低下せず維持で来ることが報告されています。亜鉛は食事で摂取することが難しいミネラルです。サプリメントなどでも積極的に摂取しましょう。また漢方薬の治療やED治療薬の服用で治療を行うことが一般的です。

EDや男性更年期障害の原因の生活習慣病(肥満、高血圧、糖尿病)、喫煙についても生活指導を行います。内臓脂肪が増えると男性ホルモン値が低下することが知られていますので生活改善も有効な治療の一つと思われます。

男性更年期障害の治療

男性更年期障害の治療は男性専門外来を行っている病院での治療となります。漢方薬の治療やED治療薬の服用で治療を行うことが一般的です。男性更年期障害におけるED、早漏治療は内服薬を中心に、カウンセリングや対症療法等で治療を行います。

男性更年期障害の方EDにはバイアグラ、レビトラ、シアリスのPDE5阻害薬の積極的な服用をお勧めしております。PDE5阻害薬の服用で勃起機能のみならず、早朝勃起の回復がQOLを改善させ、また血中テストステロン値が上昇することが知られております。

また補中益気湯などの漢方製剤も男性更年期障害には有効との報告で血清テストステロン値を上昇させコルチゾールを低下させたと報告されています。

男性ホルモンを含むクリームなどでテストステロンを補うことも効果が知られております。市販されている軟膏薬もありますが、これ本来は医師の診察を受けながら使用することが望ましいとされています。大東製薬工業株式会社の男性ホルモン軟膏「グローミン」といいますが、第一類医薬品で取り扱いのある薬局で購入することができます。1日2回陰嚢に塗布します。

また男性更年期障害の半数のかたにうつ病が見られるという報告もあります。その場合は心療内科と併診で治療を行う必要があります。

ホルモン補充療法は動脈硬化や前立腺癌を助長する?

テストステロンが不足しているので注射して補充してあげると非常に効果的です。ホルモン補充療法は身体検査、血液検査を行い、男性ホルモン(テストステロン)の量や前立腺に病気が無いこと等を確認した後、2~4週間に1回の割合でテストステロン補充療法(注射)を行っています。

テストステロンを服用すると全身に作用する前に肝臓で全て分解されるので効果はありません。注射して直接血中に投与するか、経皮吸収させるかとなります。ただテストステロンの補充療法は副作用がかなり強いことが知られております。動脈硬化の急激な進行や前立腺肥大症や前立腺がんの助長や進行、AGAの急激な悪化を起こすことが知られております。そのため池袋・上野ユナイテッドクリニック東京各院ではテストステロンの補充療法をお勧めしておりません。

男性更年期障害には亜鉛やビタミBの摂取やED治療に対しED治療薬を、早漏症に関してはプリリジー等の服用をお勧めいたします。

記事監修

平成元年
埼玉医科大学医学部卒業
平成元年
東京医科大学付属病院
平成5年
牧田中医クリニック
平成8年
西熊谷病院
平成29年
ユナイテッドクリニック上野院院長就任

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